2014年8月30日土曜日

8月16日

8/16、宮古は松明かしですね。

8/16はお盆最終日、送り盆の日です。
日本各地で様々な風習がありますが、なかでも有名なのは京都の「五山の送り火」ではないでしょうか?
映画「波あとの明かし」は京都2カ所で上映しました。その際、「五山の送り火も松を燃やす、何か関係があるかもしれないですね」という声をいただきました。

五山の送り火を「悠久から続く、由緒正しい歴史ある行事」と思っていたのですが、起源などははっきりわかっていないそうです。

一番古い記録としては、慶長8年(1603)、公家舟橋秀賢の日記『慶長日件録』の7月16日条、

「晩に及び冷泉亭に行く、山々灯を焼く、見物に東河原に出でおわんぬ」

という記述だそうです。「山々灯を焼く」とあるのが鴨の河原から見られる大文字などの送り火であったと考えられています。

これはどういう史料かというと、とある公家の方が日記に「料亭に出かける途中、大文字の送り火を見かける。ちょっと見物に河原にでるか」と書いていたというもの。これが五山の送り火の最古の史料となるので、1603年には既に行われていたことになります。起源や意味についてはっきりと記している史料は無いそうです。

五山の送り火のような有名な行事が、意味も起源もわかっていないというのは驚きです。

どっとはらい

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