應典院さんで上映した際、来場者の方から教えていただいたお話。「関西ではお盆の際、仏壇に干瓢(かんぴょう)を吊るす」という風習。干瓢は夕顔の皮を干したもので、「かんぴょう巻」として馴染みがあるかと思います。映画の中でも夕顔は初盆の際に仏さんへのお供え物として登場します。いずれにしても仏さんへのお供えにあげられる夕顔には民俗学的にどんな意味があるのか調べてみました。wikipedhiaによれば、
「民俗的にはハレの日に食し、陽気や作物の豊凶を予兆する年占作物としても認識され、作物禁忌も存在した。」とあります。
作物禁忌とは何か?
山梨県富士吉田市の「富士吉田市史 民俗編」で夕顔の作物禁忌について触れられていました。
以下、引用。
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味噌汁や香の物、あるいはかんぴょうに加工するなど、夕顔は皆さんの食卓にお馴染みの作物です。しかし夕顔は、この地域では様々な言い伝えに登場することも多い作物でもあります。 中でも新屋の堀内氏は夕顔を作ったら先祖が死んだことから、それ以来夕顔を作ってはならないとされてきました。こんな話も伝えられています。 子どもが得体の知れない高熱を出して医者も手の施しようがなくなった。その時、お寺の坊さんが「お前の家に作っちゃならないものがある、調べてみろ」といった。帰って調べてみると大きな夕顔が自生していた。急いで抜いたところ病気はすぐに治った。この家では昔から、夕顔を作ってはならないと聞いていた。 また、夕顔ではないが、松山の佐藤氏はキュウリを作ってはならないとされています。これはキュウリを作ったときに祖先が怪我をした事が由来のようです。 夕顔にまつわる伝説には「死」に関係するものが多いことに気が付きます。例を挙げてみると、・不幸があった年はその家でとれた夕顔が苦くなる(下吉田)。・作り付けない家が作ると若い者が死ぬ(下暮地)。・夕顔の肥料は死体が一番効く(小明見)・夕顔が盗まれたら、残った切り口に畑の泥を塗れば犯人は死ぬ(小明見)。
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作ることを禁じられた忌まわしい物、とされる夕顔。
なぜそうなったのか?
食用ではない夕顔などのヒョウタン系の作物には、ククルビタシンという毒性の成分が含まれているそうです。摂取後数時間後、吐き気、おう吐、腹痛、下痢などに襲われるということです。
昔の人が自生している夕顔を食べてお腹を壊したことから、こういう言い伝えになったと想像できます。
しかし、お盆の際にお供えするようになったのはなぜでしょう・・・?
6カ所での上映が終えて。「日本語字幕が欲しい」というお声を多数いただきます。岩手出身者の方からもいただく始末。全国ネットの番組で東北弁に字幕が入っていると静かな怒りを覚えるのは私だけではないはず。そのため、頑に字幕を入れない考えだったのですが、入れてみることにしました。日本語ではなく、宮古弁の字幕を。「宮古の若い人の言葉はわかるんだけど、年配の方の話している言葉はほとんどわからない」という感想をいただきます。ということは今後、世代交代していくなかで完全に失われる方言もあるということ。
日本語に直した字幕を入れるのではなく、宮古弁そのままを表示させる「宮古弁字幕バージョン」を制作中です。
ひとまず予告編を宮古弁バージョンに作り直しました。
上映にお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。
◆日 時 2014年7月13日(日)
1回目上映 13:00~
2回目上映 17:00~
(本編89分、英語字幕あり)
※各回監督トークあり
◆場 所
浄土宗應典院
大阪府大阪市天王寺区下寺町1丁目1−27
http://www.outenin.com/modules/contents/index.php?content_id=896
◆アクセス
・地下鉄堺筋線「日本橋駅」/近鉄線「日本橋駅」8番出口より東へ徒歩7分
・地下鉄谷町線「谷町九丁目駅」/近鉄線「近鉄上本町駅」3番出口より西へ徒歩8分
・地下鉄御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば駅」/近鉄線「近鉄難波駅」/南海線(南海電鉄)「なんば駅」から 千日前通 徒歩20分
「下寺町(したでらまち)」の交差点を越えると、「パドマ幼稚園」という建物が左に見えます。その建物を越えて直ぐの、鉄とガラスとコンクリートで出来た建物が應典院です。向かい側(西側)は学校(大阪市立高津小学校)です。もし、近くで分からなければ「06-6771-7641」にお電話いただくか、「パドマ幼稚園はどこですか?」と、お近くの方におたずね下さい。なお、下寺町交差点から歩いて来られる場合は、花屋さん(花里・木下生花店)と有線放送のビル(Usen)を越えてしまったら行きすぎです。
加えて、お客様用の駐車場を用意させていただいておりませんので、お車でお越しの際には近くのコインパーキング等をご利用くださいませ。
◆ゲスト
山口洋典氏(應典院寺町倶楽部事務局長)
◆会 場 應典院本堂ホール
◆参加費
一般¥1,200/寺町倶楽部会員・学生¥1,000
◆主 催 應典院寺町倶楽部
◆協 力
NPO法人泉州てらこや
虚空山彼岸寺
フリースタイルな僧侶たち
應典院寺町倶楽部事務局
TEL 06-6771-7641
E-mail info@outenin.com
上町台地.cotocotoでのオンライン予約
http://bit.ly/namiato
*関連企画*
<ぼうさい>ワークショップ
外国人といっしょに<ぼうさい>を学ぶ
~非常食をたべてみよう~
東日本大震災で被災されたお二人のご経験をお聞きした後、南海トラフを想定して、どんな「そなえ」が必要なのか、非常食を囲みながら皆さんで語らいの時間を持ちます。同時に、外国人のために、やさしい日本語で<ぼうさい>をまなぶセミナーも開催します。午後からの映画(英語字幕付き)もあわせてぜひご参加ください。
◆日 時 2014年7月13日(日)10:00~12:00
◆ゲスト
遠藤雅彦さん(東日本大震災復興サポート協会)
高野正巳さん(東日本大震災復興サポート協会)
花岡正義さん(「やさしい日本語」有志の会)
◆会 場 應典院1F研修室B
◆参加費 無料
◆主 催
一般社団法人東日本大震災復興サポート協会
「やさしい日本語」有志の会
※ 1Fロビーでは炊き出しとミニ物産展も行います。
◆協力
NPO法人泉州てらこや
松本典子(どこでもヨガ主宰)